- 著者
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曽野 裕夫
東山 寛
嶋 拓哉
児矢野 マリ
山下 竜一
中谷 朋昭
小林 国之
村上 裕一
清水池 義治
中山 一郎
伊藤 一頼
- 出版者
- 北海道大学
- 雑誌
- 挑戦的研究(開拓)
- 巻号頁・発行日
- 2020-04-01
農業を中心とする食資源産業においては、とりわけ「メガFTA元年」とされる2019年以降、急速なグローバル化の進展が見込まれる。こうした食資源産業のグローバル化は、従前は国家の保護政策の下で、小規模経営を維持してきた農業経営に危機をもたらす反面で、新たな食資源供給体制の構築をはじめとして、新たな展開の端緒となる可能性を有している。かかる現状認識を踏まえた本研究は、法学・行政学・農業経済学の研究者が、多角的フィールド調査(利害が対立する関係者から広くヒアリングを行うことによる立体的な実態把握)による実証研究に挑戦し、食資源確保のための実践的な法戦略の構築をめざす異分野融合型研究である。