著者
嶺岸 玲子
出版者
東北大学
雑誌
言語科学論集 (ISSN:13434586)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.111-122, 1997-12-31
被引用文献数
1

日常会話で頻繁に用いられている縮約形について、外国人がそれを用いた際に日本人がどう感じるかということを評価実験によって検討した。フォーマルな場面では原形の使用が、インフォーマルな場面では縮約形の使用が高く評価されたが、初級学習者に対しては評価が甘くなる傾向が見られた。また、「んだ」「けど」などの縮約形は原形よりも評価が高く、初級の段階からフォーマルな場面でもその使用が許されることがわかった。