著者
川岸 克己
出版者
安田女子大学
雑誌
安田女子大学紀要 (ISSN:02896494)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.11-19, 2011-02-28
著者
川岸 克己 Katsumi Kawagishi
出版者
安田女子大学大学院
雑誌
安田女子大学大学院紀要 = The journal of the Graduate School, Yasuda Women's University (ISSN:24323772)
巻号頁・発行日
no.24, pp.1-12, 2019-03-31

終助詞「ね」は自己(話し手)と非自己(聞き手)とのコミュニケーションを通じてどのような目的を成し遂げようとしているのか,について,行動生物学的な視点を参考にしつつ,その本質的な機能の解明を試みた。その結果,終助詞「ね」は非自己の領域に自己の情報を仮想的に「自己拡張」させ,自己の生存と存続の可能性を高めることを企図する動的な機能を有すると結論づけた。
著者
川岸 克己 Katsumi Kawagishi
出版者
安田女子大学大学院
雑誌
安田女子大学大学院紀要 = The journal of the Graduate School, Yasuda Women's University (ISSN:24323772)
巻号頁・発行日
no.25, pp.1-10, 2020-03-31

なわ張り理論においては,終助詞「ね」のみがその基本的な概念に関与している。しかし,終助詞は相互に意味的な構造を構築しており,ただ「ね」のみが関与するというのは考えにくい。そこで,なわ張り理論の本質である情報の所有権を情報の帰属と捉え直し,情報の帰属と終助詞全体の構造の関係を再構築した。その結果,話し手と聞き手の間の情報の帰属状況によって,終助詞「よ」「ね」「か」,そして「かね」が整合的な構造を構築することが分かった。
著者
川岸 克己
出版者
安田女子大学
雑誌
安田女子大学紀要 (ISSN:02896494)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.1-9, 2014-02-28