著者
川越 聡一郎 森 英一朗 齋尾 智英
出版者
Japanese Society for Thermal Medicine
雑誌
Thermal Medicine (ISSN:18822576)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.31-44, 2021-07-05 (Released:2021-08-05)
参考文献数
71

これまで分子シャペロンは,タンパク質フォールディングや品質管理を担う因子として研究されてきたが,最近は液–液相分離(liquid-liquid phase separation: LLPS)の制御因子としても注目を集めている.本総説では,LLPS制御における分子シャペロンの関与についての最近の報告をまとめるとともに,フォールディング制御因子としての分子シャペロンの作用機序について解説する.物理化学的手法を用いた解析や構造解析によって明らかにされたフォールディング制御メカニズムは,分子シャペロンによるLLPS制御メカニズムを理解する上でも重要な知見を与えると期待される.
著者
足立 智昭 村井 憲男 川越 聡一郎
出版者
宮城学院女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

現在、小・中学校において、 LD・ADHD・高機能広汎性発達障害の児童生徒に対する指導および支援が緊急の課題 となっている。しかし、これらの発達障害は、それぞれ独立の障害というよりも、互いに重なりあう部分も少なくなく、そのアセスメントは専門家であっても容易ではない。そこで、本研究では、確率的に発達障害をアセスメントするエキスパートシステム(専門家の推論や判断に近い振る舞いをするソフトウェア)の構築を行った。