著者
工藤 卓哉
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.65, no.10, pp.418-423, 2015-10-01

今日,世界的な先進企業が,日々生成される膨大なデータのなかから「金鉱」を見つけ出そうと躍起になっている。日本でも数年前から「ビッグデータ」や「データサイエンス」という言葉が流布してはいるものの,国内ではいまだバズワードの域を出たとは言いがたい。データ活用が,デジタル化社会の将来を見越したビジネスモデルの再構築にまで到達するケースがいまだ限られているからだ。そこで本稿では,日米を拠点にさまざまなデータ分析案件に携わる筆者の視点から,デジタル化社会におけるデータ活用のキーポイントを先端事例を交えながら論じていく。
著者
工藤 卓哉
出版者
秋田大学
雑誌
秋田医学 (ISSN:03866106)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.25-36, 2001
参考文献数
25
被引用文献数
1
著者
工藤 卓哉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1217-1220, 2013-11-15

【背景と目的】公共データのオープン化が進んでいる.しかしながら,その定義は提供サイドによりばらつきがあり,利用側も真の利用価値を見出していないケースが多い.しかし,データの利用においては,利便性だけではなく,信憑性や品質,鮮度等の複合的な評価項目が満たされなければ,利用者側で価値を訴求することは難しい.本寄稿の目的は,提供サイドである行政機関やオープンデータ提供事業者が意識すべき事項と,利用者となる企業側においても,最低限求められる素養が存在することを明らかにし,双方に求められる視点をバランスよく紹介することで,真の意味でのデータ利活用を促進することにある.