- 著者
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掛貝 安雄
立沢 卓郎
市川 喜彦
田中 健治郎
- 出版者
- コンクリート工学
- 雑誌
- コンクリート工学 (ISSN:03871061)
- 巻号頁・発行日
- vol.17, no.1, pp.47-55, 1979
現在, 東神奈川駅前に建設中のT ビル(SRC 造 25 階建, 最高高さ79.5m)新築工事では, 最近開発されたコンクリート流動化剤の現場添加方式を全面的に採用して, コンクリートの品質向上と施工性の改善に成果を挙げている。本工事のうちで特に画期的な成果は, 上記方式により単位水量181l/m<SUB>3</SUB>, ベーススランプ18cm, 比重1.6の2種軽量コンクリートを最高部までポンプ圧送することに成功したことである。本文では, 本工事のために組織したコンクリート材料施工委員会の役割, 流動化剤に関する各種現場実験, 25階部の施工記録などを概説する。