著者
市村 陽平 青山 英樹
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2018年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.579-580, 2018-03-01 (Released:2018-09-01)

絞り染め模様は染色における繊維や染料などの物理的特性と,染色技法の要素が組み合わさって形成されるため,完成時の模様を予測することは熟練の職人でも困難である.本研究では,染色過程における糸間の隙間での染料の浸透と、糸間の隙間から糸内部への染料の拡散を,毛細管作用と拡散現象をもとにモデル化した.また,布の折り畳みと道具を用いた防染をモデル化して組み合わせることで,絞り染め模様の創発を試みた.