著者
市村 陽平 青山 英樹
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2018年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.579-580, 2018-03-01 (Released:2018-09-01)

絞り染め模様は染色における繊維や染料などの物理的特性と,染色技法の要素が組み合わさって形成されるため,完成時の模様を予測することは熟練の職人でも困難である.本研究では,染色過程における糸間の隙間での染料の浸透と、糸間の隙間から糸内部への染料の拡散を,毛細管作用と拡散現象をもとにモデル化した.また,布の折り畳みと道具を用いた防染をモデル化して組み合わせることで,絞り染め模様の創発を試みた.
著者
又吉 ジョナサン 楢原 弘之 是澤 宏之
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2018年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.405-406, 2018-03-01 (Released:2018-09-01)

金属光造形はレーザーで金属粉末を溶融凝固しているため熱が発生してしまう。それが原因となってベースプレート(母材)に残留応力という形で現れ、造形後にひずみを引き起こしたり破断する原因となる。そこで本研究では造形におけるどの因子がひずみに影響を及ぼすのかを調査すると同時に造形物の精度の検証も行うことを目的とする。
著者
大井 恭 畝田 道雄 石川 憲一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2018年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.953-954, 2018-03-01 (Released:2018-09-01)

本研究では,新作日本刀の評価・設計法の提案と実証を目的として,日本刀の「美」を具現化する刀匠や刀剣研師の深層意識を可視化することによって,新作日本刀の評価に起因する要素の抽出を試みる.さらに,現代刀の審査・展覧会における評価結果を統計的・数理解析的に分析することを通じて,高い評価が得られた現代刀をベースに新作日本刀の形状設計を試みた.ここでは,これらの検討によって得られた結果を報告する.