- 著者
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常定 和也
梶原 康博
大崎 紘一
宗澤 良臣
- 出版者
- Japan Ergonomics Society
- 雑誌
- 人間工学 (ISSN:05494974)
- 巻号頁・発行日
- vol.41, no.5, pp.289-296, 2005-10-15 (Released:2010-03-15)
- 参考文献数
- 10
住宅内での人の行動を見守るために画像処理を用いて動作を分析する手法を提案する. 住宅内は時間帯, 天候による照明条件および家財道具の配置が変化することから, オプティカルフローを用いて移動物体の領域を検出する. そして, 検出された移動物体の領域から人物の領域を抽出する. 次に人物像の位置と姿勢を表す六つの特徴量を導入する. 種々の動作について特徴量を主成分分析し, 三次元固有空間に散布図で示す. 次に, 各動作の固有得点の範囲を円柱で近似して動作を認識するための判別基準とする. そして, 日常生活 (ADL: Activity of Daily Living) で現れる行動を固有空間における動作の時系列変化から判別する.