著者
中村 義男 辻 尚利 平 詔亨
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.1005-1007, 1994-10-15 (Released:2008-02-15)
参考文献数
9
被引用文献数
10 13

乳頭糞線虫感染幼虫(105/kg)を暴露したウサギはパテント感染成立後に食欲が激減し, 5羽中4羽が暴露後19-33日に死亡した. 衰弱進行期においでも異常心電図は認められなかった. 乳頭糞線虫の濃厚感染はウサギに食欲減退に基づく衰弱を起こすが, 心機能には直接影響を与えないことが示唆された.