著者
平田 英治 松山 博明
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.266_3-266_3, 2016

<p> 2011年ドイツで行われた女子ワールドカップにおいて、なでしこジャパンが優勝し、女子サッカーブームが起こり、女子サッカーの登録人口もそれまでの1.5倍となった。(JFA、online)このような女子サッカー人気の高まりから、大学女子サッカー部を創設する流れが大きくなっている。2015年、四国大学は女子サッカークラブを創設した。Jリーグクラブのトップチームからユースチームまでの指導経験がある筆者の指導によって、僅か11名のメンバーでありながら創設1年目で、皇后杯、インカレ全国大会出場を成し遂げることができた。2年目の2016年、新たな部員7名が加わり部員数15名に増員した。そこで本研究では、四国大学女子サッカーにおけるトレーニング内容の時間比率が競技力向上にどのように影響を与えるか検討することとした。具体的には、1年間に3回にわたる選手競技力に関するJFAフィジカル測定や心理的競技能力検査(以下 : DIPCA)によって、実態を明らかにすることを目的とした。その結果、1回目に行ったDIPCA測定結果では、新入生が新たにチームに入る不安や自信のなさなどが感じられた。また、JFAフィジカル測定結果では、在学生と新入生のフィジカル能力の差が見られた。</p>