著者
永瀬 晃正 岩屋 啓一 座古 保 桂 善也
出版者
東京医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-10-21

インスリン由来アミロイドーシスは,インスリン療法の皮膚合併症であり,注射されたインスリンがアミロイド蛋白となり注射部位に沈着する.本研究では,インスリン由来アミロイドーシスの臨床的特徴と長期予後を明らかにした.また,インスリン治療中の糖尿病患者のインスリンン注射部位をMRIによってスクリーニングしてインスリン由来アミロイドーシスの頻度を調べた.さらに,インスリン由来アミロイドーシスの構造と毒性について研究した.本研究によりインスリン由来アミロイドーシスの病態がより明らかとなり,インスリン療法の向上に貢献した.
著者
座古 保
出版者
独立行政法人理化学研究所
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

近年アルツハイマー病に代表される、ミスフォールディングタンパク質が凝集することが原因で引き起こされる疾病が社会的問題となっている.本研究では生体内でタンパク質凝集を抑制する働きをしている分子シャペロンタンパク質の1つであるプレフォルディンがアミロイドβタンパク質やポリグルタミンタンパク質などの疾病タンパク質凝集にどのような働きをしているかを調べたところ、凝集が抑制されることを見出した.