著者
山本 哲也 櫻井 仁夫 廣川 二郎 安藤 真
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.97, no.453, pp.59-65, 1997-12-18

方形キャビティモデルを用いた超小口径ラジアルラインスロットアンテナ(RLSA)の全波動解析をモーメント法により行い、開口径が小さい場合に特に顕著となる、軸対称性や曲率の影響の評価を行った。まず、内部界の軸対称性が保持されない配列の場合の比較として、スロットを開口画面に3素子配置した場合、及びスロッ卜ペアをスパイラル状に配列した場合の計算値と実験値の比較を行った。次に、軸対称性素子が配列された場合の比較として、スロットペアを同心円上に配列した場合の計算値と実験値の比較を行った。なお、ここではスロットと導波路終端の特性に着目するため、中央給電部そのものの反射ほ抑圧したものを用いている。以上の結果から、特に、開口径が極めて小さく、素子配列が非対称の場合や、まだ、今回初めて解析を行った解放ピンの場合にも、本解析モデルが大変有効であることが分かった。素子のパラメータを変化させ、最適な素子配列の決定を行うことが可能であることを確認した。
著者
馬 哲旺 細谷 健一 高須 英樹 廣川 二郎 福迫 武 堀井 康史 真田 篤志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.94, pp.61-69, 2000-05-19

1999年11月30日から12月3日までの4日間に渡りシンガポールで開催された第11回アジア・パシフィックマイクロ波会議(APMC'99)の概要を報告する。この会議において発表された250件の論文を能動素子・回路、MMIC・システム、受動素子・回路、計算電磁気学、電磁界理論・電磁波伝播・測定に分類し、それぞれの概要を紹介する。