著者
志賀 優毅 内海 ゆづ子 岩村 雅一 カイ クンツェ 黄瀬 浩一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.12, pp.1733-1736, 2014-12-01

読書活動を把握することは,人の知識の質と量の把握につながるため,重要であると考えられている.とりわけ,多くの人の読書活動を長期間に渡って詳細に把握することができれば,これまでにない知見が得られる可能性がある.しかし,読書活動を記録する現在利用可能な方法は手動記録に限られ,現実的に掛けられる手間を考えると,詳細な読書活動の記録には適していない.そこで本論文では,読書活動を自動的に記録,分析するために,ユーザが読んでいる文書を推定する問題を考え,その意義と課題を議論する.