著者
八藤後 忠夫 斎藤 修平 青木 純一 岡本 紋弥 佐藤 和平
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.189-194, 2016-03-30

聞き書きによる学校宿直廃止直前時の情況把握の結果,以下のことが推察された.1)この時期は,地域がそれ以前以上に学校・教師に接近し,その一体化が行われた.2)学校の地域からの信頼感は残存しており,それゆえ教師間の繋がりも公的・私的に混在し相補的な関係を継続していた.3)その傾向がこの時期の宿直という時空間に投影されている.