著者
小田 理代 斎藤 明日美 毎床 愛美 登本 洋子 堀田 龍也
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2023, no.2, pp.267-273, 2023-07-21 (Released:2023-07-21)

本原稿では,女子及びジェンダーマイノリティの大学生・大学院生(以下,女子学生)によるプログラミングの学習が,プログラミングの動機づけにどのように影響するのかを検討することを目的に調査を行った.女子学生を対象に2週間のプログラミングのコース(Waffle Collegeエントリーコース)を実施し,コース実施前後に期待-価値モデルを適用した,プログラミングの動機づけに関する質問紙調査を行った.その結果,成功期待,実践的利用価値が有意に増加し,心理コストが有意に減少した.また機会コストは有意に増加したことが示された.