著者
荒川 文男 小沢 基一 西井 修 服部 俊洋 吉永 健 林 伴一 清重 賢一 岡田 崇 西堀 雅和 児玉 征之 亀井 達也 石川 誠 入田 隆宏 新田 祐介 平岡 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.67, pp.13-18, 2004-05-14
参考文献数
12

SuperHアーキテクチャの組込みプロセッサコアを130 nm CMOS プロセスで開発した.ワースト条件で400MHz動作し, 250mWで720MIPSのドライストーン性能, 2.8GFLOPSの浮動小数点ピーク性能,及び36Mポリゴン/秒の基本グラフィクス性能を達成した.プロセッサコアは2命令同時発行の7段パイプライン構成で,前世代の5段パイプライン構成の約1.5倍の動作周波数を達成しながら,前世代と同等の方式性能1.8MIPS/MHzを達成した.また,様々なアプリケーションの幅広い要求に応えることができる柔軟性を持ち,特に携帯電話,デジタルカメラ,カーナビゲーションシステム等のデジタル家電に適している.