- 著者
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三宅 定明
日笠 司
浦辺 研一
原口 雅人
大村 外志隆
- 出版者
- 公益社団法人 日本アイソトープ協会
- 雑誌
- RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
- 巻号頁・発行日
- vol.57, no.12, pp.753-757, 2008 (Released:2008-12-29)
- 参考文献数
- 28
- 被引用文献数
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埼玉県内で生産されたキノコの放射能調査を実施した。137Csは全ての試料から検出され,子実体は0.012~2.1Bq/kg生,培地(菌床)は0.080~1.8Bq/kg乾であった。子実体の137Cs濃度はキノコの種類によって異なり,ヒラタケ及びエノキタケが低く,シイタケ及びマイタケが高い傾向がみられ,種類別の平均値でみると30倍以上異なった。また,137Csの濃度比(子実体/培地)は0.11~0.53であり,他の野菜等の移行係数に比べ高い傾向を示した