著者
早川 智一 疋田 輝雄
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.573-582, 2016-02-15

本論文では,HTML5とJavaScript関連技術とを用いた仮想Webブラウザ(以下,仮想ブラウザ)の提案を行う.仮想ブラウザの目的は,悪意のあるコンテンツを含むWebページ(以下,悪意のあるWebページ)から閲覧者を保護することにある.仮想ブラウザは,閲覧者が要求したWebページを外見が等価な画像に透過的に変換することで,悪意のあるWebページの脅威を低減させる.仮想ブラウザのネットワーク転送量や応答時間の評価結果は,仮想ブラウザが閲覧者の利便性を大幅に低下させることなく悪意のあるWebページの脅威を低減できることを示した.我々は,この評価結果から,仮想ブラウザが悪意のあるWebページから閲覧者を保護する有用な手段たりうるという結論を得た.
著者
鈴木 颯渡 早川 智一
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.233-234, 2019-02-28

本論文では,コーディング過程を共有するWebアプリケーション用フレームワークの改良法を提案する.我々は,他者のコーディング過程の追体験が初学者のプログラミング学習に役立つと考え,同過程の共有(記録と再生)を行うWebアプリケーション用フレームワークを提案してきた.しかし,このフレームワークには,記録対象のソースコード容量の増大に伴ってデータ転送量が指数的に増大する設計上の課題があった.我々は,この課題を解決するためにWebSocketを用いた改良を試み,ソースコードの容量が大きい場合にデータ転送量の減少が特に顕著になるという成果を得た.