- 著者
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三原 建弘
杉崎 睦
磯部 直樹
牧島 一夫
根来 均
林田 清
宮田 恵美
上野 史郎
松岡 勝
吉田 篤正
- 出版者
- 独立行政法人理化学研究所
- 雑誌
- 基盤研究(A)
- 巻号頁・発行日
- 2008
全天X線監視装置MAXIは2009 年8 月15 日から観測を開始した。本科研費により地上解析計算機と地上ソフトウエアの整備を行い、2009 年12 月から観測データの自動世界公開を行っている。MAXI は3 年9 か月を経た現在でも順調に観測を続けている。3 年間の観測で|b|>10°の高銀緯領域において0.6mCrab 以上の502 個のX線源を検出した。14 個のセイファート銀河からも有意なパワースペクトルを得たが、検出器数が予定より半減、観測時間が半減したため統計負けし、精度の良いブラックホールの質量推定には至っていない。