著者
野崎 昭弘 杉本 俊彦
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.164-166, 1980-03-15

「内部ソートのおそらく最も有用な汎用技法」(クヌース)といわれるクイックソートの長所は平均所要時間が短いことであり 短所は最悪の場合の所要時間がひじょうに長い(項目数nに対してΟ(n^2))ことである.本論文ではクイックソートを改良して 最悪の場合の所要時間を項目数nに対してΟ(n log n)におさえ しかも平均所要時間をほとんど損なわないようにできることを示した.
著者
野崎 昭弘 杉本 俊彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.164-166, 1980-03-15

「内部ソートのおそらく最も有用な汎用技法」(クヌース)といわれるクイックソートの長所は平均所要時間が短いことであり 短所は最悪の場合の所要時間がひじょうに長い(項目数nに対してΟ(n^2))ことである.本論文ではクイックソートを改良して 最悪の場合の所要時間を項目数nに対してΟ(n log n)におさえ しかも平均所要時間をほとんど損なわないようにできることを示した.
著者
川島 哲哉 杉本 俊彦 小川 俊夫
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.49, no.11, pp.835-841, 2000-11-05
参考文献数
21
被引用文献数
1 2

高温高湿環境下でニトリルゴム(NBR)/エポキシ樹脂系接着剤の加速寿命試験を行い, 接着剤の劣化について検討した. その結果, 接着剤のガラス転移温度(T_g)の低下や透過型電子顕微鏡(TEM)観察下におけるNBRへのオスミウム酸の染色能の低下が認められ, 接着剤の劣化はミクロ相分離構造を形成しているNBRの劣化に起因することが判明した. NBRの劣化としては主に酸化反応による炭素-炭素二重結合部の切断であるが, そのほかにニトリル基やNBR中に変性されたアクリル酸とエポキシ基との反応でできたエステル基の減少も確認された. また, NBR中の酸化防止剤が接着剤の硬化を目的とする加熱処理過程で気化してしまうことにより, この劣化は更に加速されていることが分かった.