著者
杉本 裕司
出版者
熊本大学
雑誌
文学部論叢 (ISSN:03887073)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.17-40, 1997-03-20

本論考は、日本人の道徳性の発達の仕方とその可能性を、認知発達論と深層心理学との「対話」によって検討することを目的としており、その際前者としては主としてL・コールバーグの主張を、そして後者としては河合隼雄(ユング派)の主張を引き合いに出し、考究の対象とすることにしたい。