著者
村上 幸生 香村 亜希子 岡田 知之 川田 朗史 松村 正晃 丸山 直美 大井 優一 田村 靖子 町野 守 片山 直
出版者
日本口腔診断学会
雑誌
日本口腔診断学会雑誌 (ISSN:09149694)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.28-31, 2017-02-20 (Released:2017-05-23)
参考文献数
26

Oral lichen planus is an intractable chronic inflammatory lesion with dyskeratosis, appearing more commonly on the buccal mucosa. Here we describe a case of oral lichen planus starting on the bilateral buccal mucosa in a 70-year-old female patient that showed great improvement. The patient's condition gradually improved after treatment with cepharanthin, an alkaloid agent extracted from Stephania cepharantha Hayata. A review of some additional literature pertaining to probable mechanisms of action is included.
著者
新居 智恵 田中 庄二 鈴木 昭 村上 幸生 小林 聡子 秋田 紗世子 利根川 茜 渡部 茂 町野 守
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.628-633, 2009-09-25 (Released:2015-03-11)
参考文献数
30

切歯結節は,切歯の基底結節が隆起した比較的稀な歯科的な異常である。われわれは,永久前歯における切歯結節の6 例を経験した。3 例は,上顎側切歯に,1 例は両側の上顎中切歯にみられた。1 例は,稀な下顎に,さらに,1 例は下顎側切歯と下顎犬歯の癒合歯にみられた。 結節の形態は,凸様突起物はたはT 字状突起物であった。処置は,レジン充塡にて結節の補強を行い経過観察とした。咬合に関係していない症例では経過観察とした。 永久前歯における切歯結節について,文献的考察を加えて報告した。