- 著者
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永吉 雅人
村尾 元
玉置 久
- 出版者
- 日本知能情報ファジィ学会
- 雑誌
- 日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第28回ファジィシステムシンポジウム
- 巻号頁・発行日
- pp.79-84, 2012 (Released:2013-07-25)
強化学習は,実用性といった観点から,状態空間や行動空間を予め適切に設計することが難しい.この点に留意し,状態空間および行動空間を共に適応的構成する計算モデルについての検討を進めており,これまで状態空間と行動空間の適応的共構成法を提案している. 本稿では,さらに強化学習の実用化の向上を目指し,動的環境に焦点をあて,動的環境における環境変化検出法と状態空間および行動空間の部分統合法を提案する.さらに,動的環境下における経路計画問題を対象とした計算機実験を通して,環境変化検出法と状態・行動空間の部分統合法の有効性について検討する.