著者
鮫島 由規則 鮫島 隆志 平川 あさみ 丹羽 清志 永田 祐一 鮫島 加奈子 松元 淳 渋江 正
出版者
公益財団法人 腸内細菌学会
雑誌
腸内細菌学雑誌 (ISSN:13430882)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.67-79, 2003 (Released:2010-06-28)
参考文献数
37
被引用文献数
3

ビフィズス菌は腸内腐敗の抑制, 免疫力の増強など宿主の健康維持に大きな役割を果たしている.今回, 筆者らは新しい形態のプロバイオティクスである「ビフィズス菌含有大腸崩壊性カプセル」を臨床応用する機会を得た.このカプセルを潰瘍性大腸炎に用いた場合, 腸内細菌叢に作用して腸内有用菌の増殖を促進するとともに, 腸内有害菌の増殖を抑制して腸内細菌叢のバランスが改善された.この結果, 腸内環境が浄化され, 症状の改善ならびにQOLの向上がもたらされた.
著者
三好 憲一 松元 淳志 上杉 充
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.437, pp.13-18, 2001-11-13
被引用文献数
107

本報告では, OFDMにCDMAを適用したOFCDMにおける時間軸方向拡散について検討し, 計算機シミュレーションによる評価結果を報告する.OFDMとCDMAを組み合わせた従来のMC-CDMA方式では周波数方向に拡散を行うことで周波数ダイバーシチ効果を得ることができるが, 16QAM等の多値変調を使用する場合には周波数選択性フェージングの影響により符号間干渉が増大して特性が劣化する.提案方式では、拡散コード間の符号間干渉を低減することを目的として, 時間軸方向に拡散を行う構成をとる.コンピュータシミュレーションの結果, 時間軸方向に拡散を行うことで, 受信性能を向上させることが可能であることを示した.