著者
服部 哲 柴田 邦臣 庄司 昌彦 松本 早野香 吉田 仁美
出版者
駒澤大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、発話や聴覚に障害があったり認知に障害があったりするため、コミュニケーションや活動の見通しを立てることが困難であったりする人を支援するためのタブレット・アプリを開発した。本アプリの基本機能は、音声認識システムによって単語を認識し、それに対応する写真やイラストを順番に並べて表示することであり、これによってコミュニケーションや予定の見通しを支援する。本研究では仙台市のNPOと協力し、本アプリの評価実験を行った。その結果、本アプリの有効性が示唆された。これらの成果は、これまでデジタル・メディアから縁遠いと思われてきた高齢者・障害者のコミュニケーションの質を高めうると思われる。