- 著者
 
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             松林 景子
             
             蓮池 公威
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 一般社団法人 日本デザイン学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - pp.126-127, 2018 (Released:2018-06-21)
 
          
          
          
        
        
        
        近年、帳票の電子化が進んでいるが、官公庁や企業では依然として、手書きの紙帳票の管理やシステムへの入力に多くの時間と労力が費やされている。富士ゼロックスではこのような業務に対応するため、手書き用帳票の設計から、印刷、帳票回収後のデータのOCR読み取り・入力、進捗状況の可視化、書類の不備の確認、各種通知文書等の印刷、台帳管理まで、帳票処理に関する業務プロセスをトータルにサポートするシステムを汎用商品化した。この商品化に至る過程では、最初に官公庁向け帳票処理業務のシステムの概念モデルが構想され、そこから個別案件での具現化とモデルの修正を経て商品化を果たした。本稿では、概念モデルを具現化する個別案件からデザイナーが参画しHCDプロセスを実践することにより、システム構築と運用からメッセージと業務モデルを抽出し、汎用商品化を実現したプロセスを報告する。