著者
樋渡 勇太朗 松永 和輝 豊田 希 藪田 哲郎
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J96-D, no.4, pp.1085-1088, 2013-04-01

目隠しラバーハンド錯覚において,被験者の右手人差し指のタッチと左手へのタッチによる触刺激を同期して与えた方が,非同期で与えるよりも錯覚を誘発すると報告されているが,この刺激のずれは定量的に計測されてはいない.本論文では,ハプティックデバイスを用いて実験を行い,刺激の時間遅れを変化させ錯覚の感度を比較し,ずれによる影響を計測することができたので報告する.