10 0 0 0 OA II.橋本脳症

著者
米田 誠 松永 晶子
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.106, no.8, pp.1550-1554, 2017-08-10 (Released:2018-08-10)
参考文献数
17
被引用文献数
1

橋本脳症の精神・神経症状(脳症)は多彩であるが,臨床的特徴を知ることで診断できる.橋本脳症は,急性脳症,慢性精神病ならびに小脳失調等の病型をとる.鑑別としては,粘液水腫性脳症,脳炎,認知症,脊髄小脳変性症が挙げられる.血清の抗NAE(anti-NH2 terminal of alpha-enolase)抗体の特異度は90%と高いが,感度は約50%程度である.脳波の基礎律動の徐波化や脳SPECT(single photon emission computed tomography)の血流低下が高頻度にみられる.多くの患者はステロイドが奏効する.橋本脳症を念頭に置き,日常診療に潜む患者を見逃さないことが肝要である.
著者
松永 晶子 米田 誠
出版者
日本臨床検査医学会事務所
雑誌
臨床病理 (ISSN:00471860)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.271-278, 2009-03-25
参考文献数
28
被引用文献数
2