著者
土井 美和子 梅木 直子 原島 高広 松田 敬吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎
巻号頁・発行日
vol.95, no.441, pp.29-35, 1995-12-15

プラント制御室の設計者は、機器の配置、画面表示を含めた機器の操作性などを考慮せねばならない。従来の設計方法では、HW機器の設計とSW画面の設計は独立して行なわれていた。VIGOR: <Vi>__-rtual en<vi>__-ronment for <vi>__-sual engineering and <op>__-er__-ationは、仮想環境を用いた、HW機器の設計とSW画面の設計を統合しておこなぅ設計環境である。その特徴は、1)モデルの自動簡略化による高画質/高速描画、2)仮想ユーザによる運転状況の可視化、3)動的プラントシミュレータとの結合による実機と同様の運転状況の実現、4)HW機器の操作知識による自然な操作の実現である。VIGORにより、現場の運転員、顧客、プラント設計者のの間のコミュニケーションを円滑にすることができる。