著者
玉本 英夫 横山 洋之 湯川 崇 柴田 傑 海賀 孝明
出版者
秋田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

民俗芸能の舞踊(以下、舞踊)の伝承に資するために、舞踊を3次元ディジタル情報として記録してCGで再現する技術、舞踊の学習を支援する技術の開発を行って来た。伝承は、舞踊を現地で鑑賞し舞踊に参加して学びながら行われている。このことを考えたとき、これまで開発して来た技術に加え、①現地に行かなくても舞踊を鑑賞でき、舞踊に参加できる環境、②地域社会の意志として舞踊を伝承する動機付け行う環境の提供が重要である。そこで、本研究では、バーチャルに舞踊の鑑賞、舞踊への参加ができ、また、舞踊の人文学的意義、芸術性、これまで開発して来た伝承技術を広く地域に公開できる電子博物館の開発を目指した。
著者
玉本 英夫 神田 直弥 湯川 崇 柴田 傑
出版者
東北公益文科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-10-21

貴重な無形文化財である民俗芸能の踊り(以下、踊り)は、地域の人々が協働して、踊りが演じられている場所に行って踊りを観てそして踊りに参加して踊りを覚える環境(伝承環境)を維持していくことによって伝承されてきた。今日、社会の少子高齢化と地域の過疎化に伴い、この環境の維持が難しくなったことによって、踊りの伝承が難しくなっている。本研究では、このことを鑑み、バーチャルリアリティ技術を活用し、地域の人々が協働して上記の本来的な伝承環境を維持できる仕組みを開発することによって、踊りの伝承を支援することを目指した。