著者
久保田 晶子 岡部 亮 柿本 洋一郎 根本 了 青栁 光敏
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.167-173, 2018-08-25 (Released:2018-08-30)
参考文献数
8

畜産物中のヘキサジノン分析法として,試料からヘキサジノン,代謝物B,代謝物Cおよび代謝物Fをn-ヘキサン存在下アセトニトリルで抽出し,トリメチルアミノプロピルシリル化シリカゲル/エチレンジアミン-N-プロピルシリル化シリカゲル積層ミニカラムで精製した後,LC-MS/MSで定量および確認する方法を開発した.開発した分析法を用いて,牛の筋肉,脂肪,肝臓および牛乳の4畜産物に対し,各化合物を残留基準値濃度および定量下限値濃度(0.0025 mg/kg)で添加し,回収試験を行った結果,真度85.6~96.0%,併行精度0.8~4.9%の良好な結果が得られた.これらの結果から,本法は畜産物中のヘキサジノン分析法として有用と考えられた.