著者
楪 博行 栗山 修
出版者
京都文教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

大規模被害への損害賠償について、アメリカの大規模不法行為と証券詐欺の事例を参考にして、これらの事例の現況と問題点を検討し、わが国へ示唆するものを考察した。多くの大規模不法行為および証券詐欺の訴えはクラス・アクションによる。そこで、アメリカにおけるクラス・アクションの現況を踏まえ、コモン・ローと大陸法体系をもつカナダでの状況と比較しながら、クラス・アクションでの損害賠償の妥当性を中心に検討した。