著者
根来 健二 稲山 雅治 松本 隆司 薮田 達雄 東條 格 藤田 茂之
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.64-67, 2008-02-20 (Released:2011-04-22)
参考文献数
10

Extraction of the lower third molars is a common procedure in oral surgery. After the procedure, disturbance of the lingual nerve is rare. In patients with mild injury, conservative treatment with drugs and stellate ganglion block may relieve symptoms. However, in severe cases, microsurgical treatment of the injured lingual nerve should be performed as soon as possible. We operated microsurgically in 3 patients with lingual nerve disorders that occurred after mandibular third molar extraction. After the operation, senses other than taste recovered in all patients, and taste was improved in 2 of the 3 patients. After the operation, 2 patients were satisfied, and the other was almost satisfied. No patient was dissatisfied. The concept for the management of such an iatrogenic lingual nerve injury remains unclear. In addition, we discuss treatment planning for iatrogenic lingual nerve injury
著者
佐伯 幸民 吉実 弘 根来 健二
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化學雜誌 (ISSN:03695387)
巻号頁・発行日
vol.89, no.12, pp.1183-1187, 1968-12-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
12
被引用文献数
2

均一相(水15%,エタノール85%),不均一相(水15%,ベンゼソ85%)中,25,40,55℃ で酢酸エチルの加水分解の動力学を種々の界面活性剤存在下に研究し,速度定数(Kobs),活性化エネルギー(EA),活性化エントロピー(ΔSA),活性化エンタルピー(ΔHA),活性化自由エネルギー(ΔFA)と反応のlogPZを活性剤の形おまび濃度について求めた。一般に活性剤添加により,加水分解速度は増犬する。これに関連して反応のEA,ΔSA,ΔHAならびにlogPZは低下するが,一方,ΔFAは変化しない。しかしながらCMC以上の活性剤濃度を用いた場合,反応に対する上述の効果は明らかに減ずる。均一相ではlogEAとlogCMCの間に直線関係が存在し,その結果y活性剤は酸,塩基または塩として作用するのみでなく,荷電の形および活性剤のミセル形成によって反応に影響する。このことは,遷移状態で反応物と活性剤の間で活性剤無添加の場合より荷電数を増した新しい活性錯合体が形成されることを示す。このような点で,非イオン活性剤は分子が電荷をもたないため反応に対する効果が小さい。不均一相では,活性剤の効果は均一相の場合より大きく,logEAとlogCMCの間の直線関係も存在しない。したがって上述の効県以外に分散,乳化などの効果あ存在が予想される。
著者
根来 健二 小泉 久則
出版者
社団法人 日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.922-927, 1967

p-クレゾール(I),6,6'-ジオキシ-3,3'-ジメチルジブェニルメタン(II)および2,6-ビス(2-オキシ-5-メチルベンジル)-<I>p</I>-クレゾール(III) のそれぞれすべての水酸基をプロパンサルトンおよびγ - ブチロラクトンにより, γ - スルポプロピル化およびγ - カルボキシプロピル化を行なった。得られた6種の試料(I, II, III-PS-NaおよびI, II, III-BL-Na)を精製後,元素分析およびペーパークロマトグラフィーなどにより分析した。ついで,これらの化学的純粋な6種の試料について界面化学的性質を検討し,つぎの結果を得た。<BR>1)表面張力:I, II-PS-NaおよびI, II-BL-Naの少量添加によって表面張力をあまり低下しないが,III-PS-NaおよびIIIBL-Naはかなり表面張力を低下させる。<BR>2)電気伝導度:各試料水溶液の比伝導度と濃度との間には比例関係が成立し,ミセル形成が認められない。<BR>3)粘度:試料の濃度がIII-PS-Naのときには1%,III-BL-Naのときには0.5%以下であるとき還元粘度が増大し,高分子電解質的挙動を示す。<BR>4)分散性:6試料水溶液中における炭酸カルシウム粉末の沈降試験の結果,0.1% III-PS-Na溶液中ではかなりよい分散性を示したが,0.1% III-BL-Naおよび6つのすべての試料の0.01,水溶液は凝集的に働き,速やかにCaCO<SUB>3</SUB>が沈降した。<BR>5)乳化力:流動パラフィンに対する乳化性を沸騰水浴中で求めたところ,すべての試料のうちでIII-PS-Naのみがすぐれた水中油乳化持続性を示した。