著者
河本 宏 桂 義元
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.584-591, 2012-08-01 (Released:2013-08-01)
参考文献数
29

血液細胞や免疫細胞は,細胞分化の研究材料として久しく用いられてきた.にもかかわらず,本質的な問題,すなわち「どのような系列決定を経てつくられるか」という事象に,長い間手が付けられていなかった.最近,ようやく真の姿が浮かび上がってきた.それは,多くの教科書に描かれている仮想的なモデルとは異なるものであった.