- 著者
-
桜井 敬之
新藤 隆行
- 出版者
- 信州大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2008
多彩な生理活性を示すアドレノメデュリン(AM)の受容体を構成する1回膜貫通型受容体活性調節タンパク質Receptor activity modifying protein 2,3(RAMP2、3)の病態生理学的役割を、血管内皮細胞特異的および心筋特異的RAMP2 KO、および最近樹立したRAMP3KO、RAMP2/RAMP3およびRAMP3Tgマウスを用いて解析した。本研究で、我々は、個体レベルにおいてはRAMP2およびRAMP3は異なる機能;(1)RAMP2遺伝子は心血管系の恒常性機能維持に重要な働き、(2)RAMP3遺伝子は炎症応答に関与していることを初めて明らかとした。