著者
山口 学 岡本 芳久 森 正己 元田 敏浩 飯田 三郎
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1227-1228, 1990-03-14

D.A.Turnerは,関数型言語のオブジェクト・プログラムとしてコンビネータ式の有用性を示した.コンビネータにより表現されたプログラムは,変数の束縛がない,遅延評価の実現が容易である,並列処理に向いている,などの特徴を持つ.しかし従来の計算機によるエミュレーションではデータ転送能力が不十分で,実用化に十分な速度を得ることは難しい.本稿ではコンビネータ式を直接評価するコンビネータマシンの開発について述べる.