著者
山口 学 岡本 芳久 森 正己 元田 敏浩 飯田 三郎
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1227-1228, 1990-03-14

D.A.Turnerは,関数型言語のオブジェクト・プログラムとしてコンビネータ式の有用性を示した.コンビネータにより表現されたプログラムは,変数の束縛がない,遅延評価の実現が容易である,並列処理に向いている,などの特徴を持つ.しかし従来の計算機によるエミュレーションではデータ転送能力が不十分で,実用化に十分な速度を得ることは難しい.本稿ではコンビネータ式を直接評価するコンビネータマシンの開発について述べる.
著者
元田 敏浩 黒川 裕彦 徳丸 浩二
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.141-142, 1992-09-28

我々はこれまでに垂直分散型のデータベースシステムにおける分散不可視化およびユーザインターフェース向上の手段として、データベース検索結果を一時的に蓄えて利用する一時データ管理方式を検討してきた。またこの方式を、MS-DOSのシングルタスク環境で動作する垂直分散型データベース応用システムにデータベース検索結果の格納機能として実装してきた。今回、同システムをマルチタスクOS上に実現するにあたって、これまでの一時データ管理方式をマルチタスク環境下で動作し、しかもユーザインターフェースの高度化に対応した一時データ管理方式とすべく検討を行った。本稿では、これまでに検討を行った一時データ管理方式である『データリスト方式』について述べる。