著者
原 猛 阪口 昭 竹中 成之 堀本 亜希 森 紀香 大畑 博 西 彰平 伊藤 秀一 西岡 新吾
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.36-40, 2000

症例は52歳,女性.嘔気にて内視鏡検査を施行,胃体部を中心として,大小さまざまな腺窩上皮型過形成性ポリープを認めた.3個の人きなポーブは内視鏡的に切除し,他の多発性ポーリープは毎年経過観察を行った.4年後ポリープは不変であったが,H. pylori陽性判明し,除菌療法を行った.1年2カ月後,多発性ポリープはほとん消失しており,胃過形成性ポリープにH. pyori除菌療法が奏効する可能性が示唆された.