著者
宮木 祐任 森 英高 佐藤 剛 古山 守夫 高橋 護 谷口 守
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:13482858)
巻号頁・発行日
vol.10-4, pp.193-198, 2012 (Released:2012-03-10)

東日本大震災からの復興に向け、被災市町村の多くは、復興計画の策定と同時に住民意向把握のための説明会を実施している。本研究は、被災地の地形や被害の状況の異なる東松島市を対象に、これまでに集落毎に実施した延べ45回、約3500人が参加した説明会で出された住民意見等より抽出したキーワード分析から、住民意向の変容や行政からの効果的な情報提供の在り方について考察することを目的とした。その結果、集団移転対象地区においては時間の経過や復興に関し提供された情報の増加に伴い、住民意見は集団移転に対する質問から災害公営や復興の時期等のより具体的な質問や要望へと遷移したことが分かった。
著者
小田 佳代子 森 英高 陳 鶴 谷口 守
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:24364460)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.138-142, 2014-03-10 (Released:2022-07-01)
参考文献数
13

地域活性化には祭りなどのイベントが欠かせない。イベントには日常生活と異なる非日常的な消費がある。その消費の傾向には地域差がある可能性がある。本稿では花火大会の開催傾向から、その特別な消費の地域差を把握した。ハレ消費における費用便益的な評価の視点からの離れ方に地域差が有るということは、本分析から明らかにすることができた。
著者
谷口 守 森 英高 Taniguchi Mamoru
出版者
日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 = Reports of the City Planning Institu te of Japan
巻号頁・発行日
vol.15, pp.75-80, 2016-08

Biological characterization of urban phenomena, especially evolution theory, has been applied increasingly to urban planning during the last century. Now new trials must be conducted to introduce retrogression theory for declining urban areas to realize a sustainable future. This paper presents eight novel viewpoints to characte rize the performance of retrogression phenomena: apoptosis, diet, simplification, atavism, mimicry, screening, triage, and neoteny. Among them, apoptosis means cell death that is programmed beforehand. Neoteny means maturation from infancy that proceeds to the next evolutionary step. Achieving an evolutionarily stable region (ESR) based on inter - regional coordination is indispensable for realizing sustainability.