著者
村上 光右 山口 邦雄 森偉 久夫 内藤 仁 宮内 大成 伊藤 晴夫 島崎 淳
出版者
社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.73, no.11, pp.1395-1401, 1982-11-20 (Released:2010-07-23)
参考文献数
25

尿路結石症の再発防止, あるいは今後の治療方針の手がかりを得るため, 千葉大学医学部泌尿器科において診療した過去16年間の尿路結石症を集計し検討を加えた.1) 尿石症は新患総数の5.3%を占めた. このうち再発結石が12.6%を占めた.2) 男女比は2.1対1で, 好発年齢は上部尿路結石は30歳代, 20歳代, 次いで40歳代に多く, 再発結石においてはピークが10歳高年齢にずれていた. 下部尿路結石は60歳代にこピークがあつた.3) 結石成分は蓚酸Ca+燐酸Ca結石が最も多く, 次いで蓚酸Ca結石であつた(両者で71%). 女性は燐酸塩系結石が多かつた(47%).4) 自然排石については9×6mm以下のものでは4カ月以内に自然排石する可能性が大である.