著者
辻 裕 森川 敬信 上地 哲男 川崎 裕仁 関口 信樹
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.48, no.434, pp.1901-1909, 1982-10-25
被引用文献数
2

ペデスタル成分とドップラ成分の両方に敷居値を設定することによって気流と粒子の信号分離が満足になされることを示した. この測定法を用いて気流および粒子の平均速度, 変動速度, 確立密度分布さらに気流乱れのスペクトルを求めた. その結果, 気流の乱れは粒子によって著しく減少すること, また粒子によって気流乱れの高周波成分は相対的に増加し, 低周波成分が減少することなどを明らかにした.
著者
辻 裕 森川 敬信 蝶野 成臣 井前 弘幸 吉川 敏和
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.50, no.458, pp.2378-2385, 1984-10-25

まず,受圧板の直径がカプセル本体の直径よりも大きい実用カプセルに対応する流体抵抗式を導いた.つづいて,加速区間におけるカプセルの走行を,送風機の性能曲線およびバイパスからの空気流出を考慮し,運動方程式に基づいて解析した.さらに,終端を閉鎖した管路にカプセルを突入させ,空気の圧縮性を利用して停止させる場合についても運動を計算した.以上の結果,計算値が実験値に満足に一致することが確認された.