- 著者
-
松本 隆之
北川 貴士
木村 伸吾
仙波 靖子
岡本 浩明
庄野 宏
奥原 誠
榊 純一郎
近藤 忍
太田 格
前田 訓次
新田 朗
溝口 雅彦
- 出版者
- 日本水産工学会
- 雑誌
- 水産工学 (ISSN:09167617)
- 巻号頁・発行日
- vol.50, no.1, pp.43-49, 2013-07-15
メバチThunnus obesusおよびキハダThunnus albacaresは三大洋の熱帯域を中心に温帯域にかけて広く分布し,日本をはじめとする各国により漁獲され,マグロ属魚類の中でもっとも多獲さる重要種である。大型魚,特にメバチは主としてはえなわ漁業で,小型魚はまき網,竿釣り等の漁業で漁獲される。日本沿岸においては,小型の竿釣り,曳縄等の漁業でも漁獲されており,それらの漁業にとっても重要な魚種である。しかしながら,これら2種については資源の減少もしくは低水準での推移が見られ,その動向には注視する必要があり,また,資源学的研究の強化,およびより精度の高い資源評価が望まれる。そのためには,移動,遊泳行動等の生物学的パラメーターのより詳細な解明も必要である。