- 著者
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谷口 泉
横山 拓己
浅野 康一
- 出版者
- The Japan Petroleum Institute
- 雑誌
- 石油学会誌 (ISSN:05824664)
- 巻号頁・発行日
- vol.41, no.3, pp.227-231, 1998-05-01 (Released:2008-10-15)
- 参考文献数
- 9
- 被引用文献数
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小型スプレー塔を用いたガス吸収に関する実験的研究が, 二酸化炭素-空気-水酸化カルシウム水溶液系で噴霧液流量L=3~8×10-3kg/s, ガス流量G=0.5~2.0×10-3kg/sおよび供給ガス濃度y=0.1~1.0の範囲で行われた。二酸化炭素の無次元吸収速度の実測値は, 供給ガス濃度がy≦0.2の場合, 不可逆二次反応を伴う固体球浸透モデルによる理論値と良好に一致した。しかしながら, 供給ガス濃度およびフーリエ数が増加するに伴い理論値からのずれが大きくなった。これは, 液滴の気液界面近傍における炭酸カルシウムの沈殿の形成によるものと思われる。