著者
横田 誠 武子 政信 斉藤 浩徳
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.129-130, 1995-09-20

人間に近似した,情報的感性対応の人工的システムの構築にあたって,今回は,視覚的,特に抽象画的系に対応する系を考える。その対応システムの内部構造と機能は,外部に接続される,パタン系の構造と機能に依存する。パタン系の基礎系として,電流回路系の構造パタンと,その特性パタンの関連から画家モンドリアンに由来する,モンドリアンパタン系について,特に,平面的2次元系について,数理伝送工学の立場から研究を進めている。今回は,絵画パタン系の原系としての3次元像系の基礎系として,3次元モンドリアンパタン系を考えている。今回は,その外表面の部分的欠落系について,その表情的特性に結びつく事柄を考える。
著者
横田 誠 武子 政信 薦田 幸一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

情報的感性対応のシステムの入力系としての線路的パタンの基本系として,抽象画の基礎系としたモンドリアンパタン:MP系を考えている。絵画的パタンは,それぞれ表情をもっている。又一般に絵画的パタンには,そのイメージの元になる実体像があり,その内,人間の,特にその顔の表情が典型的パタンとして問題となる。今回は,与えられた3次元の実体像を源系(ここでは原型)として,これから誘導される3次元モンドリアンパタン系:3DMPの為の基礎系について考える。3DMP系は立方体を素体とする。(n×n×n)の立方体型系を基礎系としている。ここで,その外面の様相によって,表情が変わるとして,一定の外ワクである輪郭を仮定した場合,その表面の凸凹が,その決定要因と考える。一般には複雑な連続的な凸凹となるが,今回は,その最も基礎的系として,埴輪(ハニワ)的な2値パタン系について考える。正面を向いた顔的表情パタンの基幹系は対称型系であるので,又,MP系は,対称系であるタータン・パタンから虫食いパタン系でもあり,一般に非対称系である。今回は,これ等の系の基礎系としてハニワ的対称系パタンの基礎系について考えた。
著者
横田 誠 斉藤 浩徳 武子 政信
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.187-188, 1997-03-12

パタン化された問題空間を入出力系とする情報的感性対応の人工的システムの進化過程を考えている。一般化パタン系は, 絵画パタン系と考えている。絵画的パタンは, 画素パタンの連鎖パタン系である。又, 絵画パタン系には, 額縁のような, 境界条件の設定の有, 無の系がある。絵画パタン系の基礎系として, 矩形画素の連鎖系である, 抽象画系, モンドリアンパタン系が考えられてている。今回は, 矩形額縁ワク内の矩形画素連鎖系に対して, アルキメデスに由来する, アルベロス円列, すなわち円形額緑ワク内の円形画素の連鎖系の基礎的系について考える。感受や, 変形等の感性対応の人工的システムを考える前提として, その入出カパタン系を線路系と考え, 数理的接続特性を考える必要がある。その上で, 表情とか, 説明・案内効果等を考えることになる。