著者
久下 周佐 関根 僚也 色川 隼人 武田 洸樹
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.147-151, 2022 (Released:2022-02-01)
参考文献数
25

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生し,パンデミックを起こしてから2年以上経過したが,いまだその混乱は続き、終息の目途は立たない。一方で、COVID-19の予防や治療を目的とした医薬品の開発および使用が驚異的なスピードで進んでおり,発生後1年以内に既存薬の使用や、mRNAワクチンの開発、中和抗体医薬の開発がなされた。そして2年後の現在、経口治療薬が開発され、実用化されようとしている。本稿では、これらCOVID-19に関する医薬品の開発の状況を振り返り、期待される経口治療薬の開発の経緯、現状と今後について述べる。