著者
山本 真行 戸田 雅之 比嘉 義裕
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会秋季講演会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.103, 2007

しし座流星群の大出現が予測された1998年に開始された流星痕同時観測キャンペーンでは、以降の10年間に大量の流星痕画像・動画の撮影に成功し、これまで稀であった同現象の発光過程の研究チャンスを飛躍的に増大させた。10年間の節目に、これまでの流星痕研究を振り返り、明らかになった点、残された課題、今後の研究観測計画について紹介する。また高知工科大学で5年間にわたり徐々に進めてきた光学、電波、インフラサウンド等を用いた流星総合観測施設の整備の現状を紹介し、今後の流星総合観測計画について議論したい。