著者
毛利 崇 高島 一昭 山根 義久 関口 麻衣子 岩崎 利郎
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.131-134, 2006

9カ月齢の雌のスフィンクスが全身性のそう痒を伴った丘疹を主訴として来院し,皮膚生検の結果色素性蕁麻疹と診断した。初期には抗ヒスタミン剤とプレドニゾロンを用いて治療し,維持にシクロスポリンを用いて良好に経過した。シクロスポリンの投与量は症状に応じて減量し,第417病日に完全に投薬を中止した。その後も再発もなく第466病日現在良好に維持している。