- 著者
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板宮 朋基
永竿 智久
千代倉 弘明
- 出版者
- 愛知工科大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2012-04-01
本研究の目的は、乳がんに伴う乳房切除手術後に行う乳房再建手術において、視覚的に最適と認識される手術デザインを提唱することにある。乳房のすべての形態パターンごとに考えられる手術デザインを提示し、それぞれの方法に対する審美的評価を行った。本研究において3次元コンピュータ・グラフィックスを用いることにより、複数の乳房の形態パターンや手術デザインに対応する手術痕を提示した。患者の乳房をレーザースキャナで計測し、3次元形状点群データを得た。レーザー計測による欠損域を補間するため、CT画像からの3次元形状も併用した。人体3次元形状のデータの軽量化手法やウェラブル端末利用手法の確立、他症例への応用も行った。