著者
池田 論 森屋 俶昌 パンラウィー プタンナクール チャトリー ブッチャ
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, no.56, pp.75-81, 1997-09-26

近年、放送衛星は世界中で広く使用されている。また、衛星や受信アンテナの技術が改善されたことにより、小口径アンテナによる受信が可能になった。CN比は衛星放送受信の質を表わす値の1つであり、その値は伝搬状態の様々な影響により変動する。特に雨による影響は大きいが、他の現象として、今回の観測で太陽雑音妨害によるCN比の低下の影響が、最高で約5[dB]という値が観測された。太陽雑音妨害は受信アンテナ、衛星, 太陽が一直線に並んだ時に、太陽雑音が受信アンテナのメインピームに入ることにより雑音温度が上昇しCN比が低下する現象である。この現象は年2回起こり、受信状態(特に受信アンテナの口径)、受信地などの条件により異なるが春分の日, 秋分の日の近辺で数日間観測される。今回の研究では、正確にCN比の変動時間を測定するために、時間に対し連続した値で測定できるCN比測定器を用いて観測した。
著者
萩原 洋一 池田 論 中森 眞理雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション
巻号頁・発行日
vol.98, no.442, pp.57-64, 1998-12-04
被引用文献数
1 1

マージソートは時間計算量が0(n log n)(nはソートされるレコードの個数)であり高速であるが, 内部ソートとして実行する場合, 作業場所として大きさnの配列を要するのが欠点であるとされている.本論文では, 作業場所として数語だけを要するマージソートを提案する.新しいマージソートの時間計算量は0(n log^2 n)であり, 従来のアルゴリズムより悪いが, これは作業場所とのトレードオフの結果である.